ゴロゴロと落ちている言葉を、 拾い集めて並べて積み重ねて。 芸術的に、直感的に。 思いつくままペタペタ貼っていく。 誰のものでもない言葉一つ一つが、 誰かのものになっていく。
心をいつもニュートラルに、と言うけれど、 ニュートラルの位置がいまいち分からない。 プラスでもマイナスでもない、 真ん中の位置、と言うけれど、 どちらにも偏っていないということを、 どうしたら分かるのだろうか。 コンパスのようなものが、 あればい…
中指の力加減、是絶妙。 人差し指や親指は力が入り過ぎる。 薬指は全然力が入らないし、 小指は小さ過ぎる。 強過ぎることも、 弱過ぎることもない、 中指の力加減、是最高。
私以外のみんなは幸せで、 私以外のみんなは頑張っていて、 私以外のみんなは堂々と生きている。 私は他の誰よりも惨めで、 私は他の誰よりも不幸で、 私は他の誰よりもどうしようもない。 結局私はこういう人間だ。
羨ましい、 この上なく。 言葉を紡いで、人生を紡ぐ、 景色を切りとり、心情を綴る。 苦しみさえも浄化する、 言葉で。
金木犀の香り 虫の声 モンブラン 大好きな秋を満喫するためだけの人生。 生きる意味として、これで十分。
真の底辺に至ると、もはや悩みなんて無くなるのだろう。 海面から段々と沈んでいき、苦しみながら深い闇に堕ちていき、やがて深海に達する。 そこは静かで美しく、見たことない生き物もいる。辺りは漆黒だが、光に包まれているかのようにも感じる。癒しと安…
春は午前。晴れた日に洗濯をして布団を干す。風にたなびく洗濯物を窓越しに気にしながら、朝食の珈琲とパンをゆっくり楽しむ。インスタントの日もあればドリップの気分の時もある。トーストにバターとジャムの日もあればパンオショコラの時もある。風の音と…
ボロボロの自転車では走り出せる気がしないというのは当たり前。 でも、悪いところを修理して、空気も入れてオイルも差してピカピカに磨いたら、早くどこかに行きたいっていう気持ちに自然となってくる。もしかしたら行きたい場所は最初から決まっているかも…
テレビの音だけ聞きながら作業していた時のこと。耳覚えあるCM曲が流れた後、突如3〜4秒の無音が続いた。何事か、と顔を上げて画面を見たが、単に冒頭が無音のCMだった。 あるチェーン展開している飲食店でのこと。新商品やら新サービスやらのカラフルな広告…
自分の周りの機械の調子が良くないと、どうにもこうにも落ち着かない。スマホやパソコン、テレビ、HDD、エアコン、電子レンジ、、列挙したらキリがないが、それぞれの不具合の度に苛立ちと不安に苛まれる。 人は機械というものに、正確さと万能さを常に求め…
前から歩いてきた人が、私の目の前で躓いた。この場面での最善の対処は、気づかぬふりをすることである。と言うかそれしかない。あからさまにそちらを見たり、ましてや大袈裟に「大丈夫ですか?」などと声をかけるのなど以ての外。'見て見ぬ振り'道徳の授業…
声に出して読みたい日本語、「三角チョコパイ」。どんなに厳つい人でも、この言葉を発するととても可愛い。イライラしている人も、この言葉を唱えると少し幸せになる。怒り狂った若者やどこかの国の独裁者にもぜひ言ってもらいたい。世界に平和をもたらす言…